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FUKKO DESIGN MARCHE 2015

復興デザインマルシェ 2015

東日本大地震の復興支援を目的に、東京ミッドタウンで開催されている復興デザインマルシェというイベントがある。
震災から4年目の今年は4度目となる。そのイベントの会場構成を依頼された。
3/15~16の2日間だけのイベントであるが、その目的だけに会場を新たに造り、壊して処分するという空間構成には、
復興支援イベントという点からも違和感を感じていた時、東北地方で採れた間伐材を利用してはどうかという話があがる。
そこで、その間伐材を一般流通材に製材し、その材をなるべく加工することなく会場構成に利用、
その後東北地方に寄付するという条件を自ら掲げてデザインに取り組んだ。

最終的には、105×30という寸法の間柱材を2立米ほど調達し、
スチール製で用意した脚部にその間柱材をはめ込むだけで完成するという屋台が生まれ、44店舗分を設計施工した。
会期後材木は、宮城県気仙沼にある「ツリーハウス観光協会」に寄付され、ツリーハウス製作に活用された。

 

本体:杉間伐材/スチール
クライアント:日本デザイン振興会(鈴木紗栄)
ディレクション:KDDI(柳良樹)
写真:秋山まどか

 

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