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STOOLSHELF

スツールシェルフ

複数ある椅子を収納する際、折り畳んだり、積み重ねたりできるものがある。
その状態はいずれも、「省スペース」を目的としており、
場所を取らない状態を良しとする価値観によるものである。

ここではあえて、積み重ねた状態に棚としての機能を持ったものを考える。
そこに置かれたり、飾られるものが引立つように、椅子の脚部をアーチ状にすることで、
椅子における座面と脚部という境界があいまいになり、
まるで建築の窓ような雰囲気を醸し出す。置かれるものが、窓ごしに見える。
それが椅子の強度を保つ意味も兼ねるものとしてデザインした。
バラバラの状態で椅子として使われるもよし、沢山積み上げて、棚として使われるもよし。


写真:内田 真之介

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